はじめてのファクタリング

ファクタリングとは?はじめての方に分かりやすく解説

『ファクタリング』がはじめての方へ。

その概要を簡単に言うならば、「売掛金を即日現金化できる便利な資金調達方法」です。

売掛金の現金化なので、ファクタリングはローンのような借金ではありません。

ファクタリングはあなたの信用情報を傷つけない低リスクな資金調達方法です。

ですが、その仕組みや安全性・危険性をしっかり理解しないとピンチが大ピンチに…!

クライアントに請求書を送付して数週間待たされた結果資金繰りに困った経験はありませんか?

こんなとき、あなたの「ヤバい!」を解決してくれるのが「ファクタリング」です。

この記事では、ファクタリングがはじめてな方に基本から始め方まで分かりやすく解説します!

初心者向けに解説!ファクタリングとは?

ファクタリングとは…

「顧客への売掛金を、ファクタリング会社が買い取って早期に現金化できるサービス」

例えば、あなたが顧客に10万円の請求書を発行し、その支払い日が30日後だとします。

ところが…

入金前に外注費の支払い期日が来てしまう
支払い期日を延長されてしまった
分割払いへの変更を打診された

こんな状況になってしまい、早急にお金が必要になることありますよね。

そんなとき、売掛金10万円をファクタリング会社に売却して、手数料を差し引いた金額が即日入金できます。

ファクタリングと融資の違い

ファクタリングの大きな特徴はローンと違い「借金ではない」こと。

つまり、担保や保証人が不要でクレジットスコアへの影響もありません。

さらに、顧客側の信用が重視されるため、信用面で不利なフリーランスでも利用できる可能性があります。

また、ファクタリングの手続きはとてもシンプルです!

今ではオンラインで完結する業者も多くなり、スピーディな資金調達手段として注目されています。

だからこそ、ファクタリングがはじめての方でも簡単に利用できる金融サービスなんです。

2社間ファクタリングと3社間ファクタリング

ファクタリングには2種類の取引形態があります。

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングです。

この違いがわかるとファクタリング利用手数料を抑えたり、手続きの簡略化が図れたりします。

また、ファクタリングの利用をクライアントに知られるかどうかの違いもあります。

2社間ファクタリングとは

2社間ファクタリングの仕組み

上図のとおり、2社間ファクタリングは「あなた」と「ファクタリング会社」の2社間のみのやり取りで済みます。

つまり、クライアントにファクタリングを利用した事実は分かりません。

ただし、3社間ファクタリングに比べて手数料が割高になります。

2社間ファクタリングの流れを簡単に言うと…

1. クライアントへ請求書を送付(売掛金が発生します)
2. ファクタリング会社に申し込みして売掛金と同額の「預り金」を受け取る
3. クライアントから入金されたらファクタリング会社に預り金を返す

3社間ファクタリングとは

3社間ファクタリングの仕組み

3社間ファクタリングは「利用者」であるあなた、「クライアント」、「ファクタリング会社」の3社間でやり取りが行われます。

当然、クライアントにはあなたがファクタリングを利用していることが分かります。

その代わり、2社間ファクタリングに比べて手数料が抑えられるメリットがあります。

2社間ファクタリングの違いは、クライアントが売掛金をどちらに支払うかです。

クライアントが利用者に払うのが2社間ファクタリング。

クライアントがファクタリング会社に払うのが3社間ファクタリング、という認識でOKです。

フリーランスにファクタリングが最適な理由

フリーランスや中小企業は入金のタイミングが不規則になりがちです。

月末の支払い・税金の支払いなど「お金がすぐに必要!」という場面も少なくありませんよね。

そんなとき、ファクタリングはとても頼れるサービスです。

その理由は3つ!

・資金化が早い!
・審査のハードルが低い!
・在宅で手続き可能!

1つずつ解説していきますね。

まず、ファクタリングは資金化がものすごく早いです。

即日入金に対応したファクタリング会社なら、申込みから数時間で入金されることも!

そして、ファクタリングの審査は銀行融資に比べてハードルがかなり低いのもポイント。

審査は売掛先企業の信用が主にチェック仕組みです。

つまり、ファクタリングは信用面で不利なフリーランスにとっても強い味方なんです。

もちろん、中小企業もファクタリングを積極的に利用していますよ。

また、在宅で完結できるオンライン型ファクタリングもあり、移動や面談の手間も省けます。

そして、ファクタリングは請求書さえあれば資金化が可能です。

例えば、事業拡大のタイミングや一時的なキャッシュフローの改善におすすめ。

ただし、手数料(通常は売掛金の5〜20%程度)がかかる点には注意が必要です。

ちなみに、手数料については会社や取引方法によって大きく変わってきます。

この点については別の記事でご紹介しましょう。

あくまで「急場をしのぐ手段」として、必要な場面でうまく活用しましょう。

はじめてのファクタリング:3ステップ

ファクタリングを初めて利用するには、次の3ステップでスムーズに進められます。

  1. 信頼できるファクタリング会社を探す

    悪徳業者がいるから注意!
    数多くあるファクタリング会社から信頼できる業者を選別する方法を紹介

  2. 必要書類を準備して申し込む

    ほとんどが2〜3種類の書類でOK!
    どんな書類が必要か紹介します。

  3. 審査・入金

    申し込んだら審査を経て入金されます。
    審査の仕組みや入金までのスピードを解説。

ステップ1:信頼できるファクタリング会社を探す

一番大切なステップがここ!

業者の中には、ファクタリングを装った高利貸し(ヤミ金)などの悪徳業者も存在します。

factaringomote

ファクタリングの利用に関する注意喚起:金融庁
https://www.fsa.go.jp/user/factoring.html

これが「ファクタリングは危険」「ファクタリングは怪しい」と思われている原因です。

しかし、実績と信頼のあるファクタリング会社ならあなたの強い味方になってくれます。

まずは、ウェブ検索でお目当てのファクタリング会社を見つけたら、比較サイトやSNSで口コミをしっかりチェック。

そのとき、次のポイントもしっかりチェックしましょう。

手数料の明示になっている
償還請求権のない契約である
サポート体制(連絡先がしっかり明記されているなど)

口コミ評価が高く、信用度の高いファクタリング会社を選びましょう。

一部のファクタリング会社ではフリーランスとの契約ができないところもあるので、契約対象もしっかりチェックしましょう。

ステップ2:必要書類を準備してファクタリング会社へ申し込む

一般的にサービス利用に際して審査に必要なのは

売掛金に関する書類(請求書、契約書など)
本人確認書類(運転免許証など)
通帳の写し(口座の入出金履歴)

補足すると、ファクタリング会社によっては売掛先との取引実績を確認できる書類も求められることもあります。

ステップ3:審査・入金

書類を提出後、審査が行われ、問題がなければ即日または翌営業日に売掛金から手数料を差し引かれた金額が入金されます。

早いところだと2〜3時間で入金、夕方の審査通過でも翌朝には入金されることが多いです。

嬉しいことに、ファクタリング会社の中には非対面・完全オンラインで完結するサービスもありますよ。

ファクタリングをはじめて利用する場合は、サポートが手厚い会社を選ぶと安心です。

例えば、電話相談ができて、料金体系が明確なところを選びましょう。

はじめてのファクタリング まとめ

ファクタリングは、フリーランスが抱えがちな資金繰りの悩みを解決する強力な手段です。

「マズい!どうしよう…」

こうなる前に、事前にファクタリング会社を調べておけば、いざという時に安心です。

また、お金に関するサービスなので、ファクタリング会社選びは妥協厳禁です!

そして、困った時はじっくり時間をかけてファクタリング会社を選ぶ余裕はありません。

今のうちにファクタリングについて理解をしっかり深め、信頼できるファクタリング会社をあらかじめ選んでおくことが大切です。

いざという時、あなたの大切な家族や従業員、事業のピンチを切り抜ける切り札になってくれるでしょう。

ちなみに「給料ファクタリング」と言う手法がありますが、これは明確な法律違反になるので絶対にしないでくださいね。

https://www.fsa.go.jp/user/factoring.html